奈良で話題の習い事・金継ぎ教室をみつけました。

探していた金継ぎ教室を見つけました。

最近話題の「金継ぎ」をご存じですか?

“金継ぎ”は、割れたり欠けたりした器を漆で接着し、継いだ部分を「金」で装飾しながら修復する、日本の伝統的な器の修復方法です。

欠けたり、割れたりした器が元の形に修復されるのは、大きな喜びがあります。
偶然のヒビや欠けに装飾された「金」によって、また違った“風情”と“味わい”が出てくるのも“金継ぎ”の魅力です。

各地で“金継ぎ”のワークショップが開催されたり「金継ぎキット」の販売や、海外でも和名そのままに“KINTSUGI”として人気があるようです。
日本独特の美意識の結晶、素晴らしい伝統技術として注目を浴びています。日本国内に“金継ぎ”エキスパートとして活躍している外国人も在住しているようです。

私が金継ぎ教室を探していた理由

私はアンティークのイギリスの食器を集めています。今は値段も落ち着いてきましたが、一時ブームになり、とても値段が高騰しました。

その頃はまだネットも普及しておらず売っているのはその頃にはまだ少ない西洋アンティークを扱うお店か骨董市でした。

状態の良いものはお高くて、手が出ませんでした。欠けやヒビがあるものは、かなりお値引きされて売られていましたが、実際使えなく飾りだけになってしまうものはやはり

買う気がしませんでした。上の画像はよく見ると逆のV字のヒビが入っています。食器としては使えないのでアクセサリー入れとして使っています。

このようなB品と呼ばれるものを、自分で手直しできれば食器として実用できるのの。。とずっと思っていました。そんな時 “金継ぎ”の手法を本で読みました。その頃はなかなか手法を教えてくれる教室もありませんでした。しかし最近はワークショップなども開催されているようで、嬉しい限りです。

奈良の餅飯殿通りで見つけた貼り紙

ギャラリィ朱生

第2・第3木曜休み
住所 奈良市餅飯殿町9 ・ JR奈良駅・近鉄奈良駅下車 もちいどの商店街内

他にも、もちいどの商店街の中に 朱生本店 (骨董を中心に江戸期の型染め、木綿、麻などが豊富です。)
今昔きもの あきを (アンティークから現在着物、和装小物、まで充実した品揃えです。)があります。

こちらで開催されているようです。

“金継ぎ”はけっして難しいものではなく、基本的な流れと材料があれば誰でも気軽に取り組めるものです。割れたり欠けたりした大切な器を、楽しみながら再生してみたいものです。どのような工程があるのでしょうか?

“金継ぎ”の基本的な流れ

1.割れた器・破片を用意し、マスキングテープやセロテープなどで断面以外を全て覆う。
2.接着材となる漆を断面に塗布。
3.破片を貼りあわせ、元の形に戻す。
4.漆が乾いたら、断面からはみ出た漆を平らに削る。
5.継ぎ目に塗った漆の上に金粉を蒔き、のせていく。
6.再び乾燥させて、耐水性のペーパーサンドで磨く。
7.最後に〈鯛の牙〉を用いて磨き上げると、金継ぎの完了。

 キットを購入して、お気に入りの大切な器を長い間楽しむ暮らしを心がけたいものです。

2018年11月9日~11日「器がよろこぶ金継ぎ」作品展が開催されます。

朱生さんで教室を開催されてから11年目。今年は爾来3回目の作品展を11月9日から11日まで、
「なら工芸館」で開催されます。

なら工芸館

奈良市阿字万字町1番地の1

アクセス    近鉄奈良駅 徒歩10分

問合せTEL   0742-27-0033

最終日は16時までですが、他は10時から18時までの開催となります。
総勢47名、出品数88点、ベテラン新人取り混ぜての展開となる模様。
⎡器がよろこぶ金継ぎ⎦をテーマに化学接着剤等は使わず、漆を主体とした昔ながらの技法に拘っての制作はとても素晴らしいものだと思います。
興味のある方は、ぜひ足を運ばれてみてください!
器がよろこぶという言葉が深いです。

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